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Slack、初の社外取締役にスクエアCFOを指名

Sarah Friar / Square

最近は大企業も利用し始めることも増えたビジネス向けコミュニケーションプラットフォームのSlack(スラック)が同社の歴史上初めての外部の取締役を迎えることを明らかにした。

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Slackは初めての(独立した)社外取締役にTwitter創業者のジャック・ドーシー率いるモバイルデバイス決済・スクエアのCFO(最高財務責任者)であるサラ・フライヤーを指名した。また、フライヤーは同時にSlack初の女性取締役となる。

Recodeのインタビューの中で同社の創業者でありCEO(最高経営責任者)であるスチュワート・バターフィールド(フリッカー創業者)は今回の判断について「エンタープライズとファイナンスに関する経験に富んだ経歴を持つこと。」がバターフィールドの目指す「多様性に満ちた取締役会」という考えに合致したからだという。

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サラ・フライヤーはオックスフォード大学の工学部を修士で卒業し、コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーで2年間働いたのち退社、スタンフォード大学経営大学院で学びMBAを取得、ゴールドマン・サックスで11年間勤めた。その後、セールスフォースで財務戦略担当上級副社長となった。2012年7月から現在のスクエアでCFOとして働いている。彼女は今回のSlackの他にエンジニアリングの仕事に就いている人にはお馴染みのパフォーマンス監視サービスのNewRelicの取締役も務めている。

Slackには今回参加するサラ・フライヤーを除くと僅か4人の取締役で構成されている。一人は創業者でありCEOのスチュワート・バターフィールド、同社の主要投資かであるアクセル・パートナーズのアンドリュー・ブラッカーシア、こちらも主要投資家であるアンドリーセン・ホロウィッツのジョン・オファエル、ソーシャル・キャピタルのマムーン・ハミドの4人だ。彼女はそこに5人目の取締役として参加する予定だ。

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Slackは昨年に38億ドルの評価額で、2億ドル余りの資金調達を行っていおり、累計調達額は5億3995万ドルにも及ぶ。最近ではマイクロソフトが同社の競合関係になる「マイクロソフト・チームズ」なるものを発表するなど今後競争はさらに激化していく。そんな中で、バターフィールド自身が言うように「会社の価値が上がり、株主が増え続けるいま、ガバナンスを確立する必要があった。」と言うように、彼女の参加は同社が(将来的にIPOし)公開企業となるべく必要なプロセスのひとつであることは間違いない。