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ISISとアサドの黒い繋がり、問われるロシア

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それまでイスラム国とアサド政権は相対する関係だと思われていた。だからこそロシアがイスラム国と対峙することになんら不思議を感じるものはいなかった。しかし、ここに来て彼らの対立は偽りのものであったという疑惑が浮上している。

以前、伝えたクルド人勢力と交戦を開始したアサド軍に連帯するようにクルド人勢力に対してイスラム国が攻撃を仕掛けたことから両者は実際には対立をしておらず密接な関係にあるのではないかと言われてきた。

しかし、確証などはなくあくまで「疑惑」に過ぎなかった。だが、今回イスラム国から漏洩したデータからそれを裏付ける様々な情報が出てきた。

まず、3月にアサド政権が中部の歴史都市パラミラをイスラム国から奪還するという作戦が行われたが、資料によればアサド政権はパルミラ奪還作戦を事前にISISとの合意が交わしたとされる。この作戦にはロシアの民間軍事会社も支援し、内十数人が死亡した。

また、両者には他に石油と肥料を交換する取り決めもあるとのこと。

元イスラム国のメンバーもこれを認める証言をしており、事実の信憑性は俄然ますとともにアサド政権を支援し国際社会と共にISISと対立するロシアの動向に注目が集まる。

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ロシアの立ち位置

ヨーロッパに対して睨みを利かせたいロシアは基地のあるシリアの独裁者・アサドを支援し続けた。しかし、アサドは反政府勢力や過激派・イスラム国の侵略に悩まされていた。アメリカを始めとする国際社会は同じ反政府勢力だがイスラム国と対峙する穏健派を支援している。

再三アメリカ、ロシアはアサドに対する姿勢について議論を交わしたがイスラム国の蛮行が悪化しているとのことから一旦アサドに対する議論を棚上げしイスラム国に対して対峙をするということで決着をつけた。しかし、その後の空爆ではロシアはイスラム国だけなく反政府勢力に対しても空爆を行っているという疑惑も持ち上がっていた。

そんな中、イスラム国とアサドが実際には密接に繋がっていたということとなるとこれまで棚上げされたアサド政権に対する議論が再燃すると共にそれを擁護し支援してきたロシアのこれからの態度が問われることとなる。