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フィアット・クライスラーはルノーへの対等合併を提案

Bloomberg

フィアットやクライスラー、ジェープなどを擁するフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、フランスのルノーに対して両社の対等合併を提案したと発表した。同日、ルノー側はこの提案を前向きに検討していくとの声明を出した。

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主要な提案内容:

  • 両社を傘下に持つ持株会社を設立。両者の株主はその50%ずつを所有する。
  • 本社はオランダに置かれ、イタリア(イタリア証券取引所)、フランス(ユーロネクスト)、アメリカ(NYSE)の3ヶ国で株式を上場する。
  • 取締役は全11名、FCAとルノーが各4名、日産も1人を指名する。
  • 両社の既存の工場での閉鎖はなし。
  • 統合により年間50億ユーロのランニングコストの削減。

なぜ重要なのか:この提案が実現した場合、 オランダに本社を置く両社の新たな持株会社は年間販売台数870万台を抱える世界第3位の自動車メーカーとなるでしょう。そして、現在ルノーと連合を組む日産自動車、三菱自動車を加えた場合にはフォルクスワーゲンを超える世界最大の自動車グループとなります。

より多くのこと:ロイター通信によると合併後の持株会社ではFCAの議決権の44%を握るアニェッリ家(フィアット創業家)のジョン・エルカーンが会長、ルノー会長のジャン=ドミニク・スナールが最高経営責任者に就任する可能性が高いという。

私たちは考える:この合併が実現するとルノーの所有する43.4%の日産株は新たな持株会社に引き継がれると共に日産が所有する15%のルノー株は合併後に伴う希釈化で7.5%にまで低下する見込みで、また、合併により業績における日産の影響力が低下することはルノーと日産における統合問題に大きな影響を与えるでしょう。

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FCAの声明全文: