Uberには警察の捜査を妨害する秘密のツールが存在する

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ブルームバーグ・ビジネスウィークが伝えた配車サービスの巨人ウーバーが警察の捜査を妨害するために使用している秘密のツールの存在は同社が抱えている大きな倫理的な問題をよく表している。リプリーと呼ばれるそのツールは警察機関や規制当局などがウーバーのアメリカ国外のオフィスに踏み込んだ際にサンフランシスコ本社に対して通知し遠隔で訪問のあった海外オフィスの全てのパソコンをシャットダウンさせるというものだ。

もし現地のスタッフがパソコンを再起動したとしてもパソコン本体にすらログイン出来ない状態となっており令状を持っている当局者がその場でデータへアクセスする事を事実上不可能にさせた。同社はこのツールをカラニック前CEO時代の2015年春から2016年後半にかけて使用していた。

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何が出来たのか:リプリーを管理する本社チームは遠隔で海外オフィスのパソコンのパスワードの変更したりウーバー所有のスマートフォンやパソコンのデータをロックしたりデバイス本体をシャットダウンさせることが可能でこれまで20回以上に渡って使用された。

なぜ重要なのか:これは決して初めてのことではなく同社は以前にも「グレイボール」と呼ばれるツールでボストンやパリ、ラスベガス、オーストラリア、中国、韓国などのサービスが禁止されている地域での当局の捜査や法執行を妨害するためにグレイボールを使用していた。同社は他にも政府関係の建物からアクセスする特定のアカウントの行動を追跡したり、「ゴッドビュー」と呼ばれるツールでジャーナリストの追跡などを行なっていたことも明らかになっており、これは創業者トラビス・カラニック前CEO時代のウーバーという会社の体質を表している最新のエピソードです。

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