トランプ税制改革に立ち塞がる最初の共和党議員

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Brookings

共和党が年内での成立を目指している大型税制改革について上院予算委員会のボブ・コーカー、ロン・ジョンソン両共和党議員はアメリカ時間28日に予定されている委員会の採決で反対票を投じる可能性があることを示唆した。共和党は28日にも委員会で法案を承認し、30日に本会議での採決を行う予定だったが2人の反対による法案は本会議を前にして既に不透明感を増している。

また、議会両院税制合同委員会は審議期間が短かすぎるために十分な分析を行う時間がなかったとした前置きした上で同法案により債務が20兆ドル増えるとの見通しを発表し、最新の調査では今後10年で税制改革の総コストが2兆1000億ドルに達するとしている。

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なぜ反対なのか:既に現在の任期での議員引退を表明しているコーカーは減税による財政赤字が拡大することを防ぐ措置を設けるべきだとし、ジョンソンはパススルー企業に対する控除を拡大すべきだと主張している。

なぜ重要なのか:共和党は上院で52票しか持っておらず、48票を持つ民主党を無視して本会議で法案を通すためには委員会で法案を承認し財政調整法を利用し単純過半数での法案成立を可能にさせる必要がある。23人から成るこの委員会において共和党は1議席を上回るのみであり2人の共和党議員の反対は本会議での単純過半数による可決が阻止され、通常の60票を必要とすることになる。それは共和党が民主党を無視し法案を通すという試みが不可能になることを意味する。そして、両者に賛成票を投じさせるためには更なる調整を必要としそれは共和党が掲げる年内可決が不透明となることを示唆している。

より詳しく知る:共和党税制改革は予想よりも赤字を拡大させる可能性がある

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