Twitter、新たな心配事は偽ニュースの拡散と離れてゆく従業員

Twitterが深刻な問題に直面しているのは間違いない事実だ

Onebox News·
Twitter、新たな心配事は偽ニュースの拡散と離れてゆく従業員
Fast Company

確かにツイッターの春はまだ終わっていない(ユーザー数は伸びてはいないが、大幅に減少しているわけでもない)と言う人もいるが同社が抱える問題が決して小さなものではない事も明らかだ。そして、ツイッター自身もそれをとても心配している。

···

ツイッターが米証券取引委員会に提出した年次報告書で2点の重要な開示が行われていた事がSECに提出された情報などを分析するのブログ・メディア「Footnoted」で明らかになった。ディック・コストコが会社をホットな企業へ再生できずに辞任し、CEOが不在という異例の状態から創業者でありツイッターのアイデアを生み出したジャック・ドーシーがCEOとして復帰するも、復活したとはいえない状況の中でツイッターは同社が2つの新たな心配事があるという。

···

離れゆく従業員

1つめは相次ぐ幹部と従業員(特に優秀な従業員)の離脱だ。ツイッターは同社を再起動させるためにレイオフを進めている。2015年に3898人いた同社の従業員は2016年12月末には3586人と300人以上減少した。特にドーシー復帰後も幹部社員の離脱が相次ぎ、昨年の末にはアダム・メッシンガーCTO(最高技術責任者)と製品担当副社長ジョシュ・マクファーランドが同社を去り、前月にはアダム・ベインCOO(最高執行責任者)も去っており、2016年1月にも4人の幹部が一斉退社するという事態が起きていた。

···

···

偽ニュース拡散装置

2つ目は2016年の大統領選で皮肉にも(フェイスブックと共に)多くの偽ニュース(フェイク・ニュース)を拡散する装置となった事だ。ツイッターは「誤解を招く(或いは印象を操作する)ような情報を拡散させるために当社のサービスが使用されている。」として心配している。大統領選を含め昨年、そして今年多くの注目を浴びたツイッターだが同社の決算が冴えなかった事は、偽ニュースが経済的な意味においてもプラットフォームに貢献するものではない事を示している。

ツイッターの2016年、25億ドル以上を売り上げずっと伸び続けている事は間違いないし(15年は22億ドル)、営業利益率も2013年のマイナス95.6%から徐々に改善しマイナス14.5%と昨年と比べても6%近く改善している。だが、以前赤字体質である事は間違いなく、累積赤字は25億ドル(約2801億円)以上にも昇り、経営陣が考えていたほど前進はしていない。

まだまだTwitterの心配事は尽きそうにない。

NOW WATCH:パナマ文書に載っている世界の著名人と日本人たち

···