トランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都と宣言

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ドナルド・トランプ大統領はユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つ宗教の聖地であり争いが続くエルサレムをイスラエルの正式な首都として認めると共にテルアビブにある大使館をエルサレムへ移転すると宣言した。これは70年に及ぶアメリカの外交政策の大きな転換を意味する。また、トランプはこれまでのイスラエルとパレスチナの2国家共存による中東の平和を目指すことに対する姿勢自体は変わらないと述べた。

トランプは2016年の大統領選でこれを公約の一つとして挙げ、右派のユダヤ系アメリカ人やキリスト教福音派の有権者の票を集めていた。既にトランプは移転準備に関して調印を終えており、今後大使館とこれに関連する総勢1000人が移る予定だがこのプロセスには3年の時間を要するであろうと当局者は述べている。

フランスのマクロン大統領やローマ法王などを始め各国の指導者はこの決定に抗議・警告を発し、パレスチナのハサシアン駐英大使は今回の決定が「宣戦布告に等しい」と述べた。

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よりスマートに:アメリカは1948年のイスラエル建国以来、エルサレムをイスラエルの首都として承認する最初の国である。

なぜ重要なのか:これは中東における特に敏感な問題であり、イスラエルはエルサレム全体を自らの首都と主張しており、占領下にあるパレスチナ側は東エルサレムを将来的な独立国家の首都とするとしており、アメリカがイスラエルの主張を認めることはイスラム世界全体からの反発を招き、中東情勢をより不安定化させテロを誘発させる危険性がある。

フラッシュバック:この発表の数時間前に辞任が噂されているティラーソン国務長官はアメリカの認識がイスラム世界に対して不安を煽る可能性があると警告を発した上で、中東における平和は可能であると述べていた。

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