タイムの最初の四半期は予想を下回る

Onebox News·

Time Inc.

4月の終わりに身売り交渉を打ち切り独自の道を歩んでいくことを決めたタイム社だがやはり依然その苦境に終わりは見えていない。タイムやフォーチュン、ピープル、NME、ワールド・サッカーなどを発行するタイム社の四半期決算は売上高が6億3600万ドルでアナリストを下回り、そのほかの数字でもアナリストの予想を下回り株価は52週ぶりに14%下落した。

タイム社の主要な数字は以下の通りだ:

  • 売上高:6億3600万ドル、前年同期比8%減の4四半期連続での減収。アナリスト予想は6億4100万ドル。
  • (紙媒体の広告収入):2億1200万ドル、21%減。
  • (デジタル広告収入):1億1900万ドル、32%増。
  • 純損失:2800万ドル、前年同期の1000万ドルから拡大。
  • EPS:マイナス18セント、アナリスト予想はマイナス15セント。

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改善策:タイム社はバランスシートを強化するために専門家を雇い非中核タイトルを売却しスタッフを減らするなどコストの削減を進め、今期の四半期配当を配当も従来の19セントから4セントに引き下げる。ただ、喫緊の現金が不足しているという状態ではなく自社株の売却は行わない方針。

予測: バティスタCEOはタイム社の今年のデジタル広告収入が6億ドルを上回り、デジタル強化を中心に添えた同社の戦略は今年目標の10億ドルを達成すると予測している。タイム社は今年2月にも医療と健康に焦点を当てたオンラインメディアのタイム・ヘルスを立ち上げたり、SNSなどを通じてレシピ動画を配信するウェルダンを開始するなどオンラインコンテンツを強化しており、デジタル広告収入の増加が示すように確実にタイム社に収益をもたらし始めている。ただ、それは凄まじい勢いで崩壊し始めている従来の紙媒体メディアの減収には追いつけていない。

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