セラノスは本社を手放すことを検討している

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Kris Tripplaar / SIPA USA / AP

疑惑の血液検査ベンチャーのセラノスはカリフォルニア州パロアルトに所有する本社ビルの全部または一部を貸し出すことを検討している。セラノスは今年1月に社員の41%を解雇し、現在は220名あまりだと伝えられている。3260坪あまりのオフィスに複数(3〜4つ)の空きスペースがあるという。

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なぜ重要なのか:既にセラノスには巨大な本社ビルは必要ではなくなっている。同社は一連のスキャンダルで資金が大きく失っており、主力事業である血液検査を失ったことで事業の転換を模索する不安定な状況下で、自社の持つ資産を売り払ったり資金を確保するための収益源として利用方針を見直すなどしている。同社の財政状況は芳しくない。

後ろにあるもの:セラノスの不安は終わらない。この一連の支出の削減と資金を確保しようとする動きの後ろにはもう一つの大きなこと、同社の投資家であり最大のパートナーのドラックストアチェーンのウォルグリーンとの訴訟がある。ウォルグリーンはセラノスに1億4000万ドルを求める訴訟を起こしており、これは現在までも和解に至っていない。同社はまだ綱渡りの最中にある。

これまでのこと:既にいくつかの問題では和解に至っている。1月に研究所の免許を停止されたセラノスは4月に連邦政府と和解、条件として同社は3万ドルの支払いと2年間の血液検査事業の禁止を命じられた。また、アリゾナでの過去3年間の利用者への払い戻しで460万ドルを支払った。5月には同社の投資家PFMと和解、詳細は明らかではないが、2016年末時点でセラノスの現金は2億ドル程度で現在はさらに少ない可能性が高い。

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