トランプ大統領の目指すオバマケア代替案可決の困難さ

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AP Photo / J.Scott Applewhite

マコネル上院院内総務が発表した修正ヘルスケア法案にいち早く反対に回ることを表明した共和党中道派のスーザン・コリンズはCNNのインタビューの中でこの修正ヘルスケア法案に「深刻な懸念」を抱いている共和党議員が8名から10名ほどいることを明かした。

これまで修正ヘルスケア法案発表以降に反対投票を行うことを明言していた共和党議員はコリンズと強硬派のランド・ポールの二人のみだった。共和党は法案を可決するために50名の賛成を必要としており、現在52名の内2人が明確な反対を示す中でこれ以上の造反は避けられない状況にあった。

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経過:マコネルは17日に予定していた採決を1週間延長すると発表した。理由は共和党の重鎮ジョン・マケインが手術の影響で1週間程度静養するため。

分析:マコネルが17日に予定していた採決を延期したことはこの法案の可決が非常に際どいところにあることを示している。ジョン・マケイン一人が欠けるだけでこの法案は死に直面する。そして、この1週間で可決を目指す上層部らは反対勢力や懐疑的な議員らの説得に走ることにある。だが、全く異なる反対理由を持つ党内の勢力をまとめるのは非常に大きな困難である。

問題の複雑さ:可決を目指すトランプ大統領やマコネルなどの共和党上層部の前には大きな壁がある。それは全く異なる理由を持つ反対派の存在だ。48議席を持つ民主党からの造反は期待できず、共和党内にはフリーダムコーカスなどの共和党強硬派と共和党中道派という二つの反対勢力がある。強硬派はオバマケアの完全撤廃を主張しており、一方で中道派はこの修正ヘルスケア法案が数百万人以上の低所得者から保険を奪うことを危惧している。

この対極の反対理由を持つ勢力を取り込むのは非常に困難であり、彼らがいつ反対投票に回ってもおかしくない状況である。

最初の反対投票の表明者たち:

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