スクエアは既に成熟期に入っている

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Jack Dorsey / Newspix / Getty

スクエアの第1四半期決算は同社が(国内市場で)既に成熟期に入っていることを示している。

総支払額(以下、支払額)は前四半期からは1億ドル減となったものの前年同期比では33%増加の136億ドルがスクエアを通じて支払われた。売上高もアナリストらの予想を上回ることとなった。また、赤字幅についても1500万ドルに留まり、前四半期からは変わらないものの前年同期比が9700万ドルだったことを考えると大きく改善した。通年では売上高が21.2〜21.6億ドルに達すると予想している。

売上はハードウェアが44%減収になった一方で、サブスクリプションおよびサービスベース製品は前四半期の倍以上となる4906万ドルを売上げ、スクエアが既に回収の段階(成熟期)に入っており今後の国内での成長は期待しにくいことを示している。同社は3月にイギリスに進出するなど成熟し始めた国内から国外展開に焦点を当てている。

第1四半期の主要な数字については以下の通り:

  • 支払額:スクエアを通じ136億ドルが支払われ、前年同期比で33%増加、前四半期からは1億ドル減。
  • 売上高:4億6200万ドル、前年同期比で22%増収、アナリストの予想は4億4767万ドル。
  • 純利益:1500万ドルの赤字、前年同期の9700万ドルから大幅縮小。赤字幅は前期と同じ。
  • EPS:1株あたり0.08ドルの損失を計上。

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重要な点

  • 大規模小売業者に焦点を移す:当初、小さな単一の店舗のために始まったスクエアはその焦点を中〜大規模の小売業者に移している。結果、スクエア加盟店の43%が年間支払額125000ドルを超え、2016年第1四半期の34%から増加。
  • スクエアは既に成熟期に入っている:ハードウェアの売上は前年同期比44%減少、一方でサブスクリプションおよびサービスベース製品は4906万ドルと前四半期の2380万ドルから大幅増収し既存の利用者が着実に収益に貢献し始めた。しかし、ハードウェアの売上大幅減から見える通り既にスクエアは成熟期に入っている。国外での市場拡大が重要となる。
  • スクエア・キャピタル:スクエアを利用する店舗などを対象にした(スクエアに蓄積される業績データを元に)融資を行なっており、前年比64%増の2億5100万ドルを4万社に対して行った。損失率4%。
  • 次なる成長は国際市場:3月にはさらなる拡大を目指し4つ目の国際市場イギリスへ進出した。

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