NRAに潜入し工作活動をしていたロシア人スパイを起訴

Onebox News·

AP

当局はロシアの銃所持推進運動家としてアメリカ最大のロビー団体の全米ライフル協会(NRA)と連携する活動を行なっていたワシントン在住のロシア人女性活動家、マリア・ブティナが実際にはロシア政府高官の指示を受けて活動していたスパイであったとして陰謀の容疑で逮捕、起訴した。

司法省はブティナがロシアの政治家アレクサンドル・トルシンとされる政府高官の指示を受けロシア政府がアメリカの政策決定機構に入り込み使用することを目的としたバックチャンネル(秘密の連絡ルート)の構築に取り組んでいたとし、少なくとも2013年から2017年2月までに渡り共和党を支持するNRAへの潜入を通じて共和党指導部や政財官の要人らとの関係構築を行なっていた。

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なぜ重要なのか:これはロシアは2016年大統領選に干渉しなかったとのプーチン大統領の主張をトランプ大統領が公の場で受け入れた僅か数時間後のことです。

トルシンの横顔:ロシアのマフィアの間で「ゴットファーザー」と称されるロシア中央銀行副総裁で政治家のアレクサンドル・トルシンは以前からFBIに大統領選でトランプ陣営を支援するためにNRAに資金を提供していた可能性について捜査を受けており、4月には財務省によって制裁対象に指定されている。そして、起訴されたブティナはトルシンの特別補佐を務めていた人物だ。

フラッシュバック:FBIは今年1月時点でトルシンがアメリカ大統領選でトランプ陣営を支援するために全米ライフル協会に資金を提供していた疑惑について捜査していた。NRAはトランプの支援に総額5500万ドルを提供したが、その資金の寄付元については明らかにされていなかった。

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