共和党のライアン下院議長が中間選挙を前に議員引退を表明

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Mark Wilson / Getty Images

共和党下院指導者のポール・ライアン下院議長は今年11月に予定されているアメリカ中間選挙へ出馬せず議員を引退すると発表した。ライアン下院議長は引退理由について「家族との時間を増やすため。」としており、来年1月の任期満了を持って引退することとなる。現在、48歳であるライアン下院議長は1999年に28歳で下院議員に当選して以来現在までに20年間近くに渡り議員を務め、2015年からは下院共和党トップの下院議長を務めていた。2012年には当時のオバマ大統領に挑んだ共和党のミット・ロムニーの副大統領候補でもあった。

自らの選挙区で敗戦する可能性が低かったライアン下院議長が引退するということは中間選挙での勝利を目指す与党共和党にとっては大きな打撃である共に中間選挙で共和党が多数派を失うという可能性がより現実味を帯びているということを示している。

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辞任への背景は:共和党が圧倒的な力を持っていなかったにせよウィスコンシン州で高い人気と集金力を持ち且つ強力な民主党対抗馬がいなかった彼が敗北する可能性は低かった。しかし、中間選挙で共和党が敗北した場合にトップであるライアンの責任問題となることは確実であり、もし責任を問われなかった場合でも民主党が多数派となった議会でトランプ大統領を与党指導者として擁護しなければならない立場にあることは今後のより大きな政治家としてのキャリアを考えた場合には致命的なダメージとなる。会見の場では否定しているが過去に副大統領候補として出馬したこともある野心家の若い彼が今後の大統領選を目指す可能性は高く、だからこそ最もダメージの少ないこのタイミングで引退するという判断をしたといえるでしょう。彼はまだ未来を諦めていない。

なぜ重要なのか:多くの最新の世論調査において議会共和党の未来は脅かされている。既に下院共和党では30人近くの議員が再選が難しいなどの理由から中間選挙へ出馬せず引退することを表明しており、民主党は新たに23議席を獲得することで下院での多数派となることができる。

彼の後任候補は:ケビン・マッカーシー、スティーヴ・スカリス

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