ノーベル賞欠席のボブ・ディランに代わり出演のパティ・スミス、感動の熱唱

ボブ・ディラン「本当に言葉では言い表せない」と気持ちを語る

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ノーベル賞欠席のボブ・ディランに代わり出演のパティ・スミス、感動の熱唱
Nobelprize.org

この程開催されたノーベル賞のセレモニーで文学賞をミュージシャンとして初めて受賞し「先約がある。」として欠席したボブ・ディランに代わり参加したアメリカの歌手パティ・スミスが彼の楽曲「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」(邦題:激しい雨が降る)を歌い上げた。彼女はディランに大きな影響を受けた一人で、ディランの事が好きで地元からニューヨークに出て出てきた程だ。

パティ・スミスは途中で緊張か、喜びの余りにつまる場面も見えたが彼女はこの曲を美しく、力強く歌い上げて見せた。会場では思わず涙を流す人もいたほどだ。

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是非、動画を見てほしい。また、スピートはスウェーデンのアメリカ大使により代読され、ディランはその中で自らが好みよく使うシェイクスピアを引き合いに出した。(因みにディランの大ファンとして知られるスティーブ・ジョブズもシェイクスピアが好きだった。)

文字として読まれるためではなく、舞台で語られるために書かれた。ディランはシェイクスピアの作品をそう指摘し、自分自身が文学の一部であるかなど彼(シェイクスピア)は考えもしなかっただろう、とし自分自身も彼と同じで音楽が自分の中心であり自分が文学か、あるいはそうではないかなど考えたこともなく、そして重要なことでもなかったと言う。

前例のない事に批判は付きものだ。しかし、ディランの全詩集の翻訳などを手がけた中川五郎氏はワイアードのインタビューでこう指摘している。

文学というのは本になっているもの、活字で伝わるものだと思われがちですが、ぼくはね、カテゴリーはどうでもいいと思うんです。それにもともと、物語や感情というのは、紙に書かれる前は口承で伝わっていたわけです。

ディランがノーベル文学賞に選ばれたことによって、そうした原始的な、いちばん最初の詩的表現の力というのが、もう一度認められたのだと考えています。

Source:Wired

私たちは普段気付かない内に凡ゆるものをカテゴライズしていたのだと改めて気付かされると共にスウェーデンアカデミーの高い柔軟性を評価したい。

それでは最後にこの記事を読んでボブ・ディランを聴きはじめようと思ったあなたのために「いま聞きたい、初めてのボブ・ディラン ベスト5曲」を紹介する。きっと気に入ってもらえるだろう。

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