Okta、IPOへ 時価総額12億ドルで1億ドルを調達

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Okta

企業向けID管理サービスを提供するOkta(オクタ)はナスダックへのIPO(株式公開)に向けて米国証券取引員会(SEC)に申請を行ったことを明らかにした。普通株式A株を売り出し、最大で1億ドル(約114億円)の調達を目指す。

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スナップチャットのIPOが成功に終わったことはIPOを目論む、多くのスタートアップらにとって朗報であり、彼らのIPOに大きく背中を押すこととなっただろう。

Oktaはナスダックにティッカー・シンボル「OKTA」として登場する予定で、時価総額は12億ドル(約1377億円)を超える見込み。同社は最大で1億ドル(約114億円)を公開市場から調達したい考えだ。今回のOktaのIPOはゴールドマン・サックス、JPモルガン、アレン・アンド・カンパニーなどが引受人となっている。

提出されたSー1書類によるとOktaは売上高は前年比(2015〜2016)で4100万ドル(約47億円)から8590万ドル(約98億円)と倍増しているものの、純損失も5910万ドル(約67億円)から7630万ドル(約87億円)に増加している。公開文書によるとOktaは2009年の創業以来、一度も黒字化できていない。

また、この公開文書によると2016年10月末日の時点でOktaには2900社を超える顧客が存在しており、大口のクライアントはアドビ、ボーズ、ニューズ・コーポレーション(ルパート・マードック率いる複合体企業)などで、社員は843人に上るという。

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2016年は多くのIPO(株式公開)を目指すスタートアップたちにとって冬の時代だった。だが、2017年スナップチャット(スナップ社)の最初のIPO(株式公開)がアリババ以来の大型かつ、成功に終わったことから(現在は低迷しているが、公募割れもせず、従来の時価総額をきちんと上回った。)2017年はIPOを目指すスタートアップにとっては重要な年であることは間違いない。実際にOktaがSECに申請をした日、ニューヨークのYext(クラウド上でデジタル資産を管理・同期するサービスを提供)も申請を行っている。

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Oktaはカリフォルニア州サンフランシスコに本拠地を置き、これまで6つの投資ラウンドで16以上の投資家らから総額2億2925万ドル(約263億円)余りを調達しており、主要投資家にはアンドリーセン・ホロウィッツ(6つ全ての投資ラウンドに参加しており、3回リード・インベスターを引き受けている。)、 グレイロック・キャピタル(5つ参加、リード1回)、コースラ・ベンチャーズ(5つ参加)、セコイア・キャピタル(シリーズCから4つに参加、全てでリードを務めた)、SVエンジェル(ロン・コンウェイ)などが名前を連ねる。2014年と2017年にユーザー認証APIを提供する企業とセキュリティに関するスタートアップを買収している。前述の通り2009年の創業以来まだ利益は出せていない。

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