オバマケア、撤回支持は2割に留まり共和党員の25%が存続希望

Onebox News·

Gage Skidmore

廃止を目指し突き進むオバマケアだが、そんなトランプ政権を生み出した共和党支持者の中でも意見は割れるようだ。

ロイターとイプソンが行った調査によると、共和党員の約25%がオバマ大統領が推し進めた医療保険制度改革(オバマケア)の廃止・撤回に反対し、無修正での存続を望んでいる。32%は早期撤回を主張し、44%は代替案の準備が出来てから整ってから廃止・撤回すべきだとしているが、オバマケアにより2000万人を超える人々の保険加入が実現した。

また、アメリカ全体で速やかな撤回を求める人は僅か5人の1人、20%に留まった。アメリカではオバマ保険以前は国民の6人に1人が医療保険に入れないという状態が続いていた。

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癌になった時にオバマケアに助けられたと共和党ライアン議長に語りかける共和党員の男性

CNNで放送された共和党のポール・ライアン議長とのテレビ対話では医療保険を持っていなかった共和党員の男性が癌になった時にオバマケアのおかげで癌の治療ができ、今日まで生きることが出来たとライアン議長に語りかけている。(アメリカでは自由診療が基本で骨折をして手術、1日入院した場合には1万5000ドル、172万円も請求されることもある。貧困層にとってはもしそのような事態に直面したら多くが破産することになる。)

議会予算局によるとオバマケアを廃止した場合、1800万人が保険を失い、最終的に3200万人が無保険状態になり、保険料も大幅に高騰するとの試算を出したという。多くの人がオバマ政権で最も評価するにあげた政策を再びかつてのような状況に戻そうとする動きはかつての無保険による問題を再び呼び戻すだけだ、しかも、廃止を声高に叫ぶのはオバマケアによって最も救われる層なのである。(医療の高度化に伴い保険料も高額化、その高額な保険料を払うことが困難な人も多く、実際アメリカで1年間で破産した人の6割が医療費が原因だという。そして、高い医療費から治療を諦める人も少なくない。)次期大統領ドナルド・トランプは代替案を出すと言っているが現時点で、その代替案というものが一切見えない中で廃案に突き進むのは大きな危険性をはらんでいる。

しかし、ドナルド・トランプ次期大統領(あと数十時間でそうなるが)はオバマケアを廃止すると言っているが代替案で「全ての人に保険を提供する」としていて、結局なところそれはオバマケアと同じことで、それなら廃止ではなく修正だけで構わないはずだが取り敢えず壊せるだけ壊しときたい性分なのか、それともちゃんとした意図があるのかおそらくそれは本人すらも分からないのかもしれない。

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