サウジアラビアで映画館が35年ぶりに解禁される

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AFP / Getty Images

1980年代以降、厳格なイスラム教の戒律を元で映画館が禁止されてきたサウジアラビアで35年ぶりに映画館が解禁される見込みだとAP通信が最初に伝えた。西洋映画やエジプト、レバノンで作られたアラビア映画などを罪深いものだと考える聖職者が大多数を占める同国における大きな転換を意味する。

政府は2030年までに2000を超えるスクリーンを備えた300の映画館を生み出すことを目標に掲げており、来年3月にも最初のライセンスが交付される予定だという。ただ検閲などについては明らかではない。

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バックグランド:未婚で不特定多数の男女が同じ空間にいる映画館は堕落した存在であるとして宗教界の保守層から強い批判を受け超保守的なサウジアラビアでは1980年代以降映画館や音楽コンサートなどが禁じられてきた。

なぜ重要なのか:これはムハンマド皇太子が推し進める近代化政策の一環であり、彼は原油価格が低下する中で石油に依存しない国を目指し人口の6割が30歳未満という若者が多い同国において来年初頭からの女性の運転解禁や、男性のみに認められた運動競技場やコンサートなどへの女性の出入りを解禁するなど父サルマン国王の支援を受け社会改革に取り組んでいる。そして、これらは最近の王族の大量拘束などの腐敗撲滅運動と関連して起きている。

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