Medium、広告売れず社員3分の1を解雇 Twitter創業者が発表

ニューヨークとワシントンDCのオフィスも閉鎖

Onebox News·
Medium、広告売れず社員3分の1を解雇 Twitter創業者が発表
Joi Ito

Blogger(懐かしい人も多いだろう)やTwitterの創業者にして、現在は次世代ブログ・プラットフォームMediumの最高経営責任者を務めるエヴァン・ウィリアムズが苦境に立たされている。2012年にローンチされて以降、優れたライティング環境(編集画面)やハイライトと呼ばれる記事中に蛍光ペンを引きような機能などから多くのシリコンバレーの投資家や書き手から支持を集め、設立以来1億3000万ドル(約153億円)の資金を調達し、時価総額は6億ドル(約700億円)を越えるとされていたがこのほど自身のMediumで「3分1の従業員を解雇し、ニューヨーク及びワシントンDCのオフィスを閉鎖する。」ことを発表した。

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「広告モデルは困難だ。」

MediumはこれまでにAndreessen Horowitz、Greylock Partners、GV(旧Google Ventures)、Spark Capitalなど名だたるシリコンバレーの投資家らから1億3000万ドル(約153億円)余りを調達しており、2016年4月にも5000万ドル(約58億円)を調達している。時価総額は既に6億ドル(約700億円)を越えるとされていた。

今回のレイオフの主な理由は「広告ベースのビジネスモデルの困難。」として、これまで書き手や読者に対しての利益を追求してきたMediumでは既存の広告ベースのビジネスモデルが成り立たないこと最大の要因だという。

しかし、2016年はMediumにとってプロダクトの面だけで見ればとても悪かった訳ではなくMediumの読者や記事に関する主要な指標は前年比で約300%以上も増加したとしている。だが、依然ビジネスの部分では上手くいっていないのが現状だ。

解雇の対象となるのは全従業員の3分の1に当たる50人ほどでサポート、セールスなどの主に非エンジニアリングに関連する従業員だ。それに伴いその社員らが居たニューヨークとワシントンDCの二つのオフィスも閉鎖される。最後にエヴァンは収益に関して「新たなモデルを定義」したいと意欲を示しており、広告ベースのビジネスモデルが主流のメディアらがこぞって新たな収益の方法を模索するなか、Mediumはその開拓者となるのかもしれない。

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