マリッサ・メイヤーは26億円の退職金と共にヤフーを去る

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以前、お伝えした通り(参考「Yahooは売却、社名はAltabaに変わり、マリッサ・メイヤーは会社を去る」)ヤフーのCEOであるマリッサ・メイヤーはヤフーがベライゾンへ中核事業を売却した後の投資会社アルタバには残らない事を改めて確認した。

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長年苦境に立たされていたヤフーはグーグルの最初の20人の一人であるスーパースター、マリッサ・メイヤーでもっても再建をすることは叶わなかった。そして、同社の歴史と会社を作り上げてきた中核事業(インターネット事業)はベライゾンへと渡る。買収額は当初の48億ドル(約5501億円)から記憶に新しい大規模情報流出により3億5000万ドル(約400億円)減額の44億8000万ドル(約5134億円)で合意にこぎつけた。ベライゾンが買収後、検索やニュースなどのヤフーの事業を存続させるのか、あるいは一部だけ残すのか、ということなど買収後の運営方針などについては現時点でも明らかになっていない。

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マリッサ・メイヤーに残された仕事はこの合意が完全に完了される瞬間を見届けるまでだ。彼女はヤフーと呼ばれていたものがベライゾンの手に渡った時、その役目を終え2300万ドル(約26億円)の退職金と共に会社を去る。本来はボーナス(約200万ドル)も貰える予定だったが、あの大規模情報流出の原因が上級役員2人による誤った処理によるものだったことや、それによりCTOが辞任したこと、買収額の減額などの理由も重なり自ら辞退している。

そして、中核事業を失ったヤフーはアリババやヤフー・ジャパンなどの価値のある株式を保有する投資会社アルタバとして生まれ変わる。彼女が座っていた椅子にはIACの元CFO、トーマス・マキナニーがやって来る。CFOのケン・ゴールドマンもベライゾンへの売却を終えたのち辞任する予定だ。

この買収は2017年の第2四半期に完了する予定だ。マリッサ・メイヤーがその最後の瞬間を見届ける日もそう遠くない。そして、彼女がこのあとどんなキャリアを歩くつもりなのかも明らかにはなっていない。(ただ、ベライゾン傘下となった後のヤフーで何らかの形で関わる可能性もある。)

だが、少なくともこの買収が終わりヤフーという名前が会社から消える時、私たちは一つの時代の終わりを実感するのだろう。

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TIPS:最初の記事「Yahooは売却、社名はAltabaに変わり、マリッサ・メイヤーは会社を去る」では買収後のヤフーの行方やマリッサ・メイヤーを含む現経営陣の今後などについて報じている。今回の買収に関する詳細の情報は是非、そちらの記事を参考にしてほしい。

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