LyftはUberとの戦いに備え5億ドルを調達

Onebox News·

Lyft

Uberがスキャンダルで混乱を続ける中、アメリカにおける最大のライバルであるライドシェアリングのLyft(リフト)はUberとの戦いに備え新たに5億ドルを調達したことが複数の報道により明らかになった。時価総額は前回の55億ドルから20億ドルあまり上昇し75億ドルと評価されたと見られている。(69億ドルという報道もある。)

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この資金調達はウォール・ストリート・ジャーナルフィナンシャル・タイムズが報じた。5億ドルを調達したことに関しては同じだが、評価額については前者は75億ドル、後者は69億ドルだと報じている。

今回の資金調達は セクシャルハラスメントに関する問題から始まった一連のスキャンダル(自動運転に関する盗用疑惑、CEOによるドライバーへの暴言など)で揺れるUberを追撃するLyftがさらなる巻き返しを計るためのものだと見て間違いない。

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ほぼ同じビジネスモデルを持つ両者だがそのイメージは大きく異なる。アウトサイダーなイメージの強いUberに対し、Lyftはドライバーと利用者にとってフレンドリーな(友だちに近い)イメージが強い。(Lyft自身もドライバーと利用者の関係性をこれまでの従来のビジネスの枠組みとは異なるもの考えている。)そして、そのブランディングはいまのところ成功を納めている。同社は今年の初めに新たに米国内で100都市以上にサービスの範囲を拡大するなど攻めの姿勢を強めている。

ワンボックス・ニュースはこの事に関してLyftへコメントを求めたが、Lyft側は回答していな。

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重要な点

  • 時価総額は75億ドルへ:前回のラウンドから20億ドル、約20%ほど上昇した。しかし、これはライバルUberのわずか10分の1に過ぎない。
  • あくまでライドシェアリング:Uberは食品配達や宅配などの分野など積極的に展開を進めているが、Lyftは現在までもライドシェアリングのみにフォーカスしている。
  • 攻めるLyft:資金面、サービスの利用数ではまだLyftはUberに遠く及ばない。だが、ライバルUberがスキャンダルに陥る中でLyftはUberに嫌悪する人々の代替手段としてシェアを拡大しており、今後は今まで参入してこなかったアメリカ国外への展開も計画されていると言われている。
  • イメージは何よりも高くつく:この分野のトップを走るUberはスキャンダルに塗れイメージは最悪だ。(イメージの悪化は何よりも高くつくのは歴史が証明済みだ。)Lyftはよりフレンドリーで人々と友好的な関係を築けるサービスであると盛んにアピールしている。
  • Uber問題は終わらない:元従業員が告発した同社に蔓延する性的嫌がらせの問題を発端に、Uberの極端な男性社会やCEOによるドライバーへの暴言、自動運転技術をグーグル傘下ウェイモから盗用した疑惑(提訴されている)など収束は見えていない。この一連のスキャンダルがUberのビジネスに悪影響を与えていることは明らかでトラヴィス・カラニックCEOは自分を支えてくれるCOOを探し始めたり、セクハラに関する調査を始めたり(ただ本人もその問題に関わっていた疑惑がある。)と収束の様子はない。

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