Lyft、Uberとの競争で6億ドルを失うも売上は大幅拡大

初めて売上が損失を超え、競合Uberを追う

Onebox News·
Lyft、Uberとの競争で6億ドルを失うも売上は大幅拡大
Lyft

P2Pのライドシェアリングで知られるLyft(リフト)は昨年2016年の1年間で同じく配車サービスを手掛け競合であり最王手のUber(ウーバー)との競争により6億ドル(約690億円)余りを失ったとThe Infomationが報じた。

···

漏洩(ろうえい)したとみられる財務データによるとライドシェアリング米国2位であるLyftは1位であるUberに対抗するために6億ドル(約690億円)余りを投じたと見られるが、同時にLyftの収益も大幅に拡大し昨年は7億ドル(約804億円)を生み出したという。Lyftの時価総額は現在55億ドル(約6323億円)ほどとされ、これまでに2300億円余りを調達している。(時価総額はUberの10分の1以下)

ちなみに最王手Uberのグロス売上(運転手の取り分を含んだ状態)は既に1兆円を超えるとされる。しかし、これは前年と比べると大きく改善したと言える。2015年に2億ドル(約230億円)を売り上げたLyftだが損失はその2倍にも昇るという状態だった。

The Infomationによるとその更に前に2014年には3160万ドル(約36億円)の売上に対して1億9900万ドル(約228億円)を失ったというから、2016年は少なくとも売上が損失を上回ることができた年だったと言える。(ただ、まだ赤字ではあるが。)一方のUberは世界各地に展開をするなど攻勢を強め売上を拡大しているが、2016年上半期では12億ドル7000万ドル(約1459億円)の損失を計上し、2015年に計上した20億ドル(約2299億円)の通期での損失を通期でほぼ確実に上回る勢いである。

主なコスト上昇の原因はドライバーなどへの高額な補助金などとされているが、昨年1年間資金調達を行っていないLyftは今後、競合であるUberを前にどのように戦い、そして生き抜いていくのか注目される。

···

重要な点

  • LyftはUberとの競争で6億ドルを失った:漏洩したデータによるとLyftは最大のライバルUberに対抗するために6億ドル余りを失ったという。
  • 収入はそれ以上に拡大:Lyftは2016年の売上が7億ドルにまで拡大したという。2015年の売上は2億ドル、2014年には3160万ドルだった。
  • ただ黒字は遠い:Lyftは2014年に1億9900万ドル、2015年に4億ドル、2016年に6億ドルの損失を計上している。

NOW WATCH:ブルーエプロンはIPO価格を大幅に引き下げる

···