セラノスは新たに従業員の大半を解雇し延命を図る

Onebox News·

Glen Davis

かつて90億ドルの企業価値を持ちヘンリー・キッシンジャー元国務長官やジョージ・シュルツ元労働省長官、ウィリアム・ペリー元国防長官、ウェルズ・ファーゴのリチャード・コバセビッチ元会長に現在のジム・マティス国防長官らが取締役を務め、オラクル創業者のラリー・エリソンなどが投資した夢の血液検査ベンチャーのセラノスは2回のレイオフの後に残されていた125人の従業員の大半に当たる100人程を新たにレイオフしたことをWSJが伝えた。

2015年末に800人の従業員を擁したセラノスは数回のレイオフを行い昨年1月には当時の従業員の41%をレイオフし220人にまで減らしている。これは主力事業を失い新たに始めたハードウェア事業も不振で同社の経営が立ち行かない中で少しでも手元資金を残し僅か数ヶ月でも経営破綻を先延ばしするための延命策だ。

セラノスは2016年時点で2億ドルの現金を持っていたことが確認されている。

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フラッシュバック:セラノス創業者のエリザベス・ホームズCEOは米証券取引委員会と詐欺罪に関する訴訟で和解し、セラノスの支配権を放棄し、既にほぼ紙切れになった株式の大半を変換した上で50万ドルの制裁金を支払った。しかし、まだ全ては終わっていない。セラノスの株主であり最大のパートナーだった薬局チェーンのウォルグリーンは同社を契約違反として1億4000万ドルを求める訴訟を起こしており、連邦検事局もホームズと元ナンバー2のサニー・バルワニに対する刑事捜査を進めている。両者は共に現在も不正行為に関して否定も肯定も拒否している。

バックストーリー:ワンドロップ血液検査技術と呼ばれるわずか1適ほどの血液だけでこれまでの血液検査が行えるという革新的技術を掲げ急成長を遂げてたが、その投資家や取締役会にすら全く明かされなかった夢の技術に疑問を持ったピュリッツァー賞受賞経験のあるWSJのジョン・カレイロウは同社への調査を開始し2015年にセラノスには夢の技術など存在せず実際には一部を除いて大半が一般滴な危機により行われており、自社検査機器に関しても正確な評価を行えるほどの血液サンプルを検出できない代物であり血液自体も全ての検査をするには足りないことから薄めて行なっていたことを明らかにした。血液は少し薄めただけでも全く違う結果を示す繊細なものだ。

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