Jawboneが破産手続きを開始へ

かつての30億ドル企業は死を迎える

Onebox News·
Jawboneが破産手続きを開始へ
Jawbone

The Information によるとウェアラブル端末メーカーのJawbone(ジョウボーン)は現在、破産手続きを開始したという。サンフランシスコに拠点を構えるかつての30億ドル企業は数年に及ぶ財政的困難の後、静かに死を迎える。

かつてのライバルであったフィットビットとの特許侵害に関する3つの訴訟は現在も継続中であり、今後は破産アドバイザリー・サービスを提供するシャーウッド・パートナーズを雇いこれを引き継ぐという。

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物語:ジョウボーンは1999年にオーディオ関連の製品を開発をする企業として歴史をスタートした。しかし、2011年にUPトラッカーを発売を開始して以降は度重なる製品の故障やライバルのフィットビットやライブビデオフィットネスを手掛けるフレックスとの特許侵害訴訟に財政的困難と数度のレイオフでかつての30億ドル企業は既に疲弊しきっていた。昨年には創業以来続けていたスピーカー事業を売却している。

これから:Hosain Rahman最高経営責任者によると既にJawboneの大半の従業員は同社の製品の多くを引き継ぐというJawbone Helth Hubへ移籍しているという。新会社ではヘルスケア関連のハードウェアとソフトウェアに特化していくと見られる。また、昨年の報道では消費者市場から離れ医療機関向けの製品開発にピポッドするのではないかと言われており全容はまだ分かっていない。

投資家たち:これまでに5億8000万ドルを調達し30億ドル以上の評価額を得ていた同社はセコイア・キャピタルやKPCB、アンドリーセン・ホロウィッツ、コースラ・ベンチャーズ、SVエンジェルなど名だたるシリコンバレーのVCから投資を受けていた。だが、新会社ではそのほぼ全てが株主ではなくなり唯一2015年に3億ドルのデッドファイナンスを引き受けていたブラックロックだけが新会社でも株主として参加している。

注目すべきこと:現在、多くのウェアラブル端末メーカーたちが苦境に陥っている。それはジョウボーンのライバルであるフィットビットも同様だ。その中で今後も成長性の見込まれるヘルス分野ではノキアのように買収でもって参入しヘルスの分野に賭けている企業もいる。だがその中でヘルス関連ウェアラブル端末が大きな市場になり得るかは不透明で今後は急速な再編・統合が進み一握りの勝者と多くの敗者が明らかになるだろう。

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