「スナップチャットは2018年に20億ドルの収益を生む」ゴールドマン・サックス予測

Onebox News·

TechCrunch

スナップチャット(現在はスナップ)のニューヨーク証券取引所へのIPO(株式公開)をリードしているゴールドマン・サックスは同社の収益が2018年に現在の5倍の20億ドル(約2274億円)に達するであろうと予測しているとビジネスインサイダーが報じた。この数字は同社のセールス部門が「未来の」投資家らへの説得の際に使われているという。

···

今週行われたファンドなどの投資家との会合では成長率が著しく失速していることや、取締役の選任・解任、役員報酬の決定などにIPO後の投資家が関われないことなどが創業者のエヴァン・シュピーゲルCEOに投げかけられた。同社は昨年比で見ると48%成長していると主張したが(四半期で成長率が50%を切ったのは2014年以来)、最近の数字では成長率は一桁前半にまで落ち込んでいる。(インスタグラム・ストーリーが大きな原因となっているようだ。)

また、動画を扱うスナップチャットは4G以上の恵まれた回線の上でしか本来の性能を発揮できない。未来の投資家らは多くの新興国ではそのような環境にあるユーザーは少なく彼らにもスナップチャットを広げることができるのかと疑問を投げたが現時点でスナップチャットはそのような新興国などに注力していく予定はないという。そして、コア・オーディエンス(24歳以下が6割を占める)以外の層を拡大することが困難であるという指摘も出ているが少なくとも「以前よりかは」それ以外の年齢層も増えてはいるが、まだ若いコア・オーディエンス以外への波及は出来ていないのが実情だ。

···

だが、ゴールドマン・サックスはスナップチャットは昨年のDAU(デイリー・アクティブ・ユーザー/1日の利用者数)1億5800万人は2018年までに2億2100万人に達すると予測している。ただ、この数字はあくまで同社の株式を売るべき立場にいるゴールドマン・サックスが示しているものなので、完全に真に受けるべきではない。

ゴールドマン・サックスはスナップチャットの現在と将来についてこのように考えている。

  • 売上高(2016):4億400万ドル
  • 売上高(2018):19億9900万ドル

  • DAU(2016):1億5800万人
  • DAU(2018):2億2100万人

  • Source:Business Insider

    スナップチャットは2011年に創業され、これまでに26億ドルを調達している。また、同社は今回のIPOでアメリカでも初の取り組みとなる無議決権株式を売り出す。それは、IPO後に売り出される株は全て議決権を持たない株式で会社への議決権は現在までの既存の投資家と二人の創業者が独占するというものである。創業者二人で議決権の70%以上を掌握している。(参考:「スナップチャット、IPOの株は全て無議決権株式」)

    主な投資家にはヤフー、ライトスピード・ベンチャー・パートナー、ベンチマーク、アリババ、セコイア・キャピタル、KPCB、SVエンジェル、テンセントなどがいる。

    同社は今年の3月にもニューヨーク証券取引所にティッカーシンボル「SNAP」で登場する。

    NOW WATCH:Fitbit、スマートウォッチのPubbleを26億円で買収と発表