Fitbit、スマートウォッチのPubbleを26億円で買収と発表

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Benzinga

ウェアラブル端末のFitbit(フィットビット)は昨年の12月7日に買収を発表したスマートウォッチの先駆けPubble(ペブル)の取得に最終的に2300万ドル(約26億円)を支払っていたことが明らかになった。

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同社は2016年1月7日にPubble(ペブル)を買収することを発表したが買収価格は明らかになっていなかったが、最新の四半期決算情報により明らかになった。Pubble(ペブル)は腕時計型のいわゆるスマートウォッチの先駆けとして知られるが、近年は業績不振に伴う資金繰りの悪化により大規模なリストラなどを通じて会社存続の道を探っていた。この買収によってFitbit(フィットビット)はPubble(ペブル)のソフトウエアなどの知的財産やソフトウェア・エンジニアの40%を譲り受ける。買収ではハードウェア部門は含まれず、Pubble(ペブル)は製造・販売を終了し会社も閉鎖すると発表しており、残りのスタッフは会社と共に去る。

Pubble(ペブル)は2012年にキックスターター(クラウドファンディング)を通じて、1000万ドル以上の資金調達し(それ以外に投資家などから1300万ドルを調達)、他者に先駆けてスマートウオッチ市場に参入したが近年ではアップル・ウォッチなどとの競争に破れ、直近のシェアは僅か3.2%にとどまっていた。

また、Fitbit(フィットビット)は別のスマートウォッチ・メーカーのベクター・ウォッチを1500万ドルで買収したことも発表した。

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苦境に立つFitbit

AP Photo / Richard Drew

ジェームス・パーク(Fitbit CEO)

ウェアラブル端末の雄と呼ばれたFitbit(フィットビット)は苦境に立っている。22日に発表された最新の決算(16年10〜12月)では売上は前年同期比で19%の減収で従来予想の7億2500〜5000万ドルからも大幅に下げ、5億7300億ドル(約648億円)で期待されていた年末商戦でもセールスを伸ばすことは出来ず、1億4600万ドル(約165億円)の赤字を計上した。前年同期は6400万ドルの黒字だった。フィットビットは4半期ベースでは初の赤字転落となる。また、一株あたりの損益も0.56ドルの赤字となった。(昨年は0.35ドルの黒字)

主な原因は主力製品の販売不振に加え、それを取り戻す為に大量に投下されている新製品の広告費や膨張する研究開発費などだ。売上は21%下落の650万台(前年同期比170万台減)に止まった。同社は次の17年1〜3月期では2億7000万ドルから2億9000万ドルの売上を計上できると予想している。

同社は業績不振を理由に先月1月30日に従業員の6%に当たる110人のレイオフ(人員削減)を行うと発表しており、リストラ関連費用として400万ドル(約4億5279万円)を計上する予定だ。同社によると、16年10~12月期の端末販売台数は前年同期と比べ170万台少ない650万台。主要市場の米国を中心に年末商戦で需要が伸び悩んだという。同期中の売上高は5億7200万(約650億円)~5億8000万ドルと、従来予測の7億2500万~7億5000万ドルから大幅に引き下げた。

最新の株価は1年前の13.03ドルの半分以下の5.88ドルだ。安い?いや、少なくとも買いとは思えない。

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