ドイツとフランスは巨大テック企業へのより大胆な課税を断念

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ドイツやフランスなどのEUの国々は大きな利益を上げながらも著しく圧縮された税金のみを支払うGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)などの巨大テクノロジー企業に対して、売上高に基づき税金を課すという野心的な試みに取り組んでいたが、北欧やアイルランドがこの提案に反対したことにより今やプロジェクトは後退している

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野心的な計画:巨大テクノロジー企業らは所在地での利益に課税するという制度を最大限に活用し巨大な利益の居場所をコントロールすることで課税額、納税額を極限まで圧縮してきた。野心的な計画ではテック企業が収益を上げた国でその収益自体に対して税金を課す事を目指しており、年間約50億ユーロの増収が見込まれていた。

後退した計画:EU圏内でのデジタル広告収入に対して3%の税金を課す。約180社のテクノロジー企業に適用される見込みで、年間25億ユーロの増収につながる。

GAFAの税:より多くの巨大テクノロジー企業がアイルランドなどの税率の低い国に拠点を置き、支払うべき税金を最小化している。グーグルは本来売上高の最大9%余りの税率を0.82%、フェイスブックは本来売上高の28〜34%に相当する税率を0.03〜0.10%にまで抑えている。

なぜ問題なのか:これらの手法で巨大テクノロジー企業がより多くのキャッシュを得ることは、同様の税金対策を取らない企業に対して大きな競争的優位を生み出している。それは結果として極限まで圧縮されたの税金しか収めない企業がそうではない企業を駆逐し、今後より税収が減少する可能性があるということです。

より多くのこと:一方でイギリスは全世界での総収入が5億ポンドを超える巨大なテクノロジー企業のイギリスで上げた収益に対して2%の税金を課すことを提案している。今回のEUの出来事は今後、これらの企業からの税金を取りこぼしている特にアジア諸国などの世界各地の国々に波及する可能性があります。

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