いま聞きたい、初めてのボブ・ディラン ベスト5曲

Onebox News·

Xavier Badosa

12月10日、スウェーデンのストックホルムではノーベル賞の授賞式が行われている。ミュージシャンとして初めて文学賞を受賞したボブ・ディラン。とは言っても彼はかねてより友人との約束があるらしく豪華なノーベル受賞パーティーには出席しないらしく、代わりに知り合い?のミュージシャンであるパティ・スミスが参加し彼の楽曲「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」(邦題:激しい雨が降る)のパフォーマンスを披露するらしい。

受賞者がパーティーに参加しないというのは異例らしいが、とにもかくにも彼が最も輝いたのは60年代であり70年代だ。それ以降の世代では知らない人も多いだろう。かのスティーブ・ジョブズは特にディランの熱心なファンだった事は有名だ。これを機にボブディランを聴き始めたいというリスナーへのおすすめ5曲を紹介する。

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1. Don't Think Twice, It's Alright

邦題、くよくよするなよ。1963年(当時22歳)に発表されジョニー・キャッシュ、エルヴィス・プレスリー、エリック・クラプトンなど数多くのアーティストにカバーされた名曲。特にピーター・ポール&マリーのカバーはオリジナルとはまた違った良さがある。日本語字幕付きなので是非聞いてほしい。

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2. I Shall Be Released

1967年(当時26歳)、ボブ・ディランはバイクによる交通事故で表舞台から姿を消し休養していた。当時、通称「ビック・ピンク」と呼ばれたニューヨークの自宅の地下室で収録された同曲は長いこと海賊版しか出回っておらず正式にリリースされたのは1991年のこと。

この曲もカバーが幾つも存在するが特にディランと親交の深かったザ・バンドの解散ライブ「ザ・ラスト・ワルツ」でのパフォーマンスも良いので紹介する。

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3. Hurricane

1976年(当時35歳)に米ビルボードで5週連続1位を記録したアルバム「欲望」のオープニングソング。この曲は無実にもかかわらず殺人の罪を被せられ終身刑で服役していた元プロボクサーのルービン・カーターが出版した自伝を読んだディランが彼を救い、公正でない裁判を行った社会に対して訴えたものです。

陪審員が全て白人の状況で終身刑を言い渡されたカーターですが、その後、検察が隠蔽していたカーターに有利な証拠が新たに発見されると、1988年、遂に自由の身となりました。

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4. One Too Many Mornings

1964年、ボブ・ディランが22歳の時に書き上げ、アルバム「時代は変わる」に収録され、翌年にはジョニー・キャッシュとの共演が実現した。動画はその時のもの。

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5. I Want You

1966年、ボブ・ディランが25歳の時の作品。曲そのものも素晴らしいのだが、今回は2本あるビデオが両方とも素晴らしいものでどちらを選ぶかとても迷った。結果、両方を載せることにしたので、是非、2つとも見ることをおすすめする。

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番外編 Subterranean Homesick Blues

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番外編 Forever Young

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KMazur - WireImage / Getty Images

ここには多くのディランのランキングで必ず入るであろう「Like A Rolling Stone」や「Blowin in the Wind」などは入っていない。もし、このベスト10を聞いて興味を持ったのであれば是非もっと多くの彼の曲を聞いてほしい。Spotify や Apple Music などでも聞けるのでそこから始めてみる事をおすすめする。

エルヴィス・プレスリーに憧れ、社会的な運動のヒーローとして扱われる事に戸惑いながらも彼はいつも変わり続けてきた。時にそれは讃えられ、非難されてきた。だが、彼はとてもシャイで面倒くさがりやで普通の幸せを追い求める一人の男であることに変わりはない。

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