Appleは28兆円以上の現金を持っている

Onebox News·

Reuters

確かにティム・クックはイノベーターではないのかもしれない。だが、少なくとも彼はアップルの経営者として非常に上手くやっていると言うのは間違いない事実だろう。アップルは2016年末の時点で現金、現金同等物、有価証券が2500億ドル(約27兆9800億円)に昇るとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

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ただ、この莫大な現金は以前伝えたように他のハイテク企業らと同様に大部分を国外のいわゆるオフショア地域に保留している。以前の記事ではもしグーグルは863億ドルの現金を保有しており、トランプ大統領が打ち出した税制改革(法人税35%から15%へ下げ、オフショアから現金が国内に送金される際の税を35%から10%に引き下げるというもの。)が実現すれば470億ドルを国内に呼び戻せるとしたが、アップルはその比ではない。

以前から国外に置かれている莫大な現金を国内に呼び戻したいと考えていた同社にとって、このトランプの税制改革の実現は大きな利益に繋がる。

ティム・クックがCEOとなって以降、アップルは素晴らしい業績を叩き出しており、アップルが保有する現金は4年半で2倍に拡大している。そして、2016年の後半には「1時間に4億円」の現金(利益)を積み上げている。

この発表は明日にもアップルから正式に伝えられる模様だ。

なぜ重要なのか:アップルも他のハイテク企業らと同様に国外に莫大な現金を保留している。ワシントンでは現在、この大胆な税制改革の妥当性や必要性について議論の最中でありアップルなどのように支配権を有する国外のオフショア法人を通じて多額の現金を保有しているという場合にどのような扱いを受けるべきかについては意見が別れており、アップルはその「ケース(参考例)」として取り上げられることとなるだろう。

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重要な点

  • アップルは28兆円の現金を持っている:2016年末時点で同社は現金、現金同等物、有価証券が2500億ドルに昇る。
  • その大半は国外に保留:しかし、その莫大な現金の大半は国外のオフショアに保留されている。
  • 現金は4年半で2倍に:2016年の後半には「1時間に4億円」の現金(利益)を積み上げていることになる。
  • 現在も議論の真っ只中:アップルは莫大な現金を国外のオフショア法人を通じて保有している。このような場合、税制改革でどのような扱いを受けるべきかについては意見が別れている。
  • 使い道は様々:この莫大な現金を国内に呼び戻すことが出来ればその使い道は様々だ。特にティム・クック以降、急増した買収が加速する可能性も十分ある。(ネットフリックスやテスラを現金で購入できるほどだ。)また、以前のような自社株の買い戻しや配当などを行う可能性も高い。

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