アルファベットの第2四半期は巨額罰金で利益が大幅縮小

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Entrepreneur

今年6月末に下された欧州連合の反トラスト当局によって課された史上最高額となる罰金24億2000万ユーロ(約3130億円)がどれだけの影響を与えるかが最大のポイントとされていたアルファベット社(グーグルなどの親会社)の第2四半期はアナリストらの予想を上回る結果となった。

主要な数字:

  • 総売上高:260億1000万ドル(前年同期比21%増)
  • 純利益:35億ドル(前年同期49億ドルから大幅減益)
  • EPS:5.01ドル
  • 現金及び現金同等物:947億ドル
  • 備 考:純利益には欧州反トラスト当局の罰金27億ドルを含む。

主要な予想:

  • 総売上:256億4000万ドル(前年同期比19%増)
  • EPS:4.46ドル

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史上最高額の罰金:多くの質問はここに集中した。検索結果で自社のショッピングサービスを優先的に表示しているとして6月に27億4000万ドルの史上最高額の罰金を課した。同社は90日以内に検索結果による自社の優先を戻すか、あるいは最大で収入の5%を支払う必要がある。グーグルは今回の判断に対して訴えを起こすことを検討している。

実質的には増収:欧州反トラスト当局による27億ドルの罰金を除くとアルファベットの純利益は前年同期日で15%の増益を達成している。

重要さを増すクラウド事業:同社は今四半期の間に1000人以上を新たに雇用し、その大部分をクラウド事業が占めた。収入のほぼ全てを広告に頼るアルファベットにとってクラウド事業の拡大は収益の分散化の重要なポイントであり、同社のハードウェアやクラウド事業を含む「その他の収益」は今期30億9000万ドル(前年同期21億7000万ドル)を売り上げアナリストの予想を上回った。

グーグルの存在感:総売上260億ドルの内、グーグルは9割を超える209億ドルを占めた。そして、今回の四半期決算に先立ちグーグルCEOのサンダー・ピチャイが新たにアルファベットの取締役に選任されたことはグーグルの好調を意味している。今期2億4800万ドルを売り上げたウェイモやネストなどの他の子会社は損失を計上し続けているが同社は最終的にこれらの企業を利益のあげられる状態にすることを目指している。

株価:アルファベットの株価は今年だけで27%以上、上昇している。

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