チーター、生息域の91%が消滅 残り7100頭

16年間で1200頭からわずか170頭にまで減った地域も

Onebox News·
チーター、生息域の91%が消滅 残り7100頭
Chester Zoo

チーターに残された時間はあとわずかなようだ。 20世紀初頭に10万頭存在したチーターは彼らが走るより早いスピードで絶滅の道を突き進んでいる。もちろん原因の多くは我々人間である。

米PNASの最新の報告書によると現在世界に存在する野生のチーターは7100頭あまりで20世紀初頭の10万頭から大幅に減少した。ジンバブエでは16年間で1200頭から170頭にまで減少しており、イランにいたっては50頭を切っている。生息域もすでに91%が消失し、残りはわずか9%あまりとなっている。

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殆どのチーターは保護区外に生息

対応が追いついていないのが現状だ。チーターの生息域は91%がすでに消失し残り9%となったが、現時点でその9%のうち77%が未だ保護区の指定を受けていない。つまり、その77%が保護区外に生息しているという状況だ。

彼らの急激な減少の多くは生息地であった地域の開拓が進み、また食料としていた動物らを人間が大量に狩猟していること、またペットや記念品としてチーターが密猟されていることなどが上げられる。特に湾岸諸国ではペットとして人気があるがそれが密猟の加速に繋がっている。

実際、チーターの子どもが最大1万ドルで取り引きされることもある。(もちろん違法にだ。)チーター保護基金によると、過去10年間でアフリカから約1200頭以上のチーター(子ども)が密輸されたが、約85%が移動中に死亡している。

米PNASはチーター絶滅の度合いを表すレッドリストでの扱いを現在の「危急種」から3段階上げ最大の「絶滅危惧種」に指定し、早急に保護措置を取るように訴えた。

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驚異的なスピードで進む、種の絶滅

環境省

最近、キリンが絶滅危惧種に指定されたが世界ではいま急速に種の絶滅が進んでおり、1975年には年間1000種類もの種が絶滅していたが(1970年代の1000倍)、現在ではその更に40倍の4万種類が毎年この地球から姿を消している。45年前の40万倍だ。

すでに「自然の摂理」では理解を得られないスピードだ。

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重要な事実

  • 残り7100頭:20世紀初頭の10万頭から大幅に減少。ジンバブエでは16年間で1200頭から170頭にまで減少、イランにいたっては50頭を切っている
  • 91%の生息域が消滅:わずか9%にまで消滅したチーターの生息域だが、そのうち77%が未だ保護区指定を受けられていない。人間の手から防ぐためには早急な保護区指定が求められる。
  • 人間が最大の原因:チーター減少の理由は生息域での開拓、食料としていた動物を人間が大量に狩猟していること、またペットや記念品としてチーターが密猟されていることなどが上げられる。特に湾岸諸国ではペットとして人気があるがそれが密猟の加速に繋がっている。
  • 止まらぬ密輸:チーターの子どもは最大1万ドルで取引される。(もちろん違法だ。)過去10年間でアフリカから1200頭以上のチーター(子ども)が密輸されたが、85%が移動中に死亡。
  • 絶滅への道はそう遠くない:チーターの絶滅に関するレッドリストがこれまでから3段階引き上げられ絶滅の手前に当たる「絶滅危惧種」に更新された。

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