世界のユニコーン企業に共通する13の事実

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Sage

世界にはユニコーン・クラブというものが存在する。ユニコーン・クラブに入るにはプライベート評価額が10億ドル(約1150億円)を超えるスタートアップを生み出す必要がある。Sage UKがまとめた調査結果Unicorn Leagueによるとそのユニコーン・クラブのいわゆるユニコーン企業には幾つかの共通点が存在するらしい。それではそこから13の事実を紹介する。

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1:創業者の94%は男性で、6%が女性。

圧倒的に男性が多いが、女性がいないというのは間違いだ。オネストのジェシカ・アルバ、地域コミュニティー向けのSNSネクストドアのサラ・リアリー、住いにフォーカスしたコミュニティーサイトHouzz(ハウズ)のアディ・タタルコなど素晴らしい企業の創設者に名を連ねる女性創業者もいる。(セラノスのエリザベス・ホームズもその一人ではあったが現在、様々な疑惑の渦中におりフォーブスが彼女の保有株式の価値を0ドルと見積もった事実を考慮し含めていない。)

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2:出身大学はスターンフォード大学(51人)、ハーバード大学(37人)、カリフォルニア大学(18人)の順。

アメリカ以外でのトップはインド工科大学(12人)の4位。学校の国別順では上位15大学の中、9校を占めるアメリカが1位で、インド(2校)と続き、イギリス、ドイツ、フランス、カナダが1校ずつで並ぶ。

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3:67%は2人以上、33%は1人の創業者によって始まった。

やはり複数人での起業が多い(というか成功率が高い)が1人だけの創業者のユニコーンも33%も存在する。

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4:ユニコーンの60%は初めて創業した会社。

ユニコーン企業の創業者たちにとって現在のユニコーンは何回目の起業か?という質問に対して、1回目が60%で最多、2回目が23%、3回目(8%)、4回目(4%)、5回目(1.6%)だったが、6回目以上と答えた人も2.6%いた。

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5:複数回の起業経験がある創設者は、最初の起業よりも高い評価額を得ている。

二度、三度と企業の創設に関わった事のある人物の方が比較的高い評価額を持つ企業を生み出す傾向にあるようだ。複数回の起業経験を持つ人物は最初に設立した企業よりか平均して34.5%以上高い評価額を得ている。著名な人物で言えば、Slack創設者のスチュワート・バターフィールドはかつてFlickr(フリッカー)を設立しヤフーに売却した経験を持つ。Flickrはヤフーに買収された当時、3000万ドル(約34億円)の評価額だったが、Slackは現在40億ドル(約4603億円)を超える評価額を得ているとされる。

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6:ユニコーンの大半はカリフォルニアに拠点を置いていて、ニューヨーク、北京が次いで多い。

ヨーロッパではロンドン(7社)が最多、ベルリン(5社)、ストックホルム(2社)と続く。アジアでは北京(18社)が最多で上海(9社)、広東省(8社)の順。韓国は2社、日本にも1社、アフリカ大陸にも1社ある。

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7:国別ではアメリカが最多、だけど最近は中国も増加。

上位からアメリカ(144社)、中国(47社)、インド(10社)、イギリス(9社)、ドイツ(6社)。この分野ではやはりアメリカが最多だが、中国も近年はアメリカと同数のユニコーンが毎年生まれている。

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8:設立された年は2007年が最多。

2007年には現在のユニコーン企業となった29社が設立された年だ。フールーやドロップボックス、フリップカートなどがその代表。次点で2010年、2012年の24社が並ぶ。2015年に設立されたユニコーン企業も2社ある。

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9:ユニコーンになるまでの時間は4年が最多。

設立されてから多くのユニコーン(35社)は4年で時価総額10億ドルに達している。次点で3年(26社)、5年(25社)と並ぶが1年に満たずに時価総額が10億ドルを超えた企業もフールーやピボタル、UCARなど3社ある。ユニコーンになるまで最も長い時間を要したのはルネッサン・スラーニングの30年。

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10:ユニコーンになった数は15年が最多、16年には激減。

毎年、幾つかのスタートアップがユニコーン(未公開/時価総額10億ドル以上)となるが、ユニコーンになった企業が最も多かった年は2015年で86社に昇る、2位は2015年の58社、3位は2016年の41社で、15年からは半減しているが数は以前多い。因みに2005年から2010年までの5年間でユニコーンとなった企業は13社。

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11:でも、ユニコーンになるまでのスピードはあまり変わっていない。

ここまで急速に増えたのならユニコーンに達するまでのスピードが速まったのではないかと考える人もいるが、確かに早くなってはいるが、現在の多さを裏付けるほどの加速はしていない。ユニコーンになるまでのスピードは年別で、2011年(6.6年)、2012年(7.08年)、2013年(6.94年)、2014年(7.09年)、2015年(6.64年)、2016年(6.37年)でここ最近は徐々に早くなる傾向にある。

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12:ユニコーンの大半の評価額は20億ドル未満。

現在、ユニコーンの地位にある企業の大半(150社)の評価額は10億ドル〜20億ドルだ。20億ドル〜30億ドルは29社、30億ドル〜50億ドル30社で、500億ドルを超える評価額を得ている企業も3社ある。

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13:歴代のユニコーンで最も評価額の高い企業でウーバー

歴代の並み居る企業らの中で最も巨大な評価額となっているのは現在もユニコーンの一角を占め、(スキャンダル続きな)Uberだ。現在の同社の評価額は620億ドル(約7兆1346億円)と推測され、フェイスブックのユニコーン時代の500億ドル、アリババの420億ドルより巨大だ。

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いかがだっただろうか。こうやってまとめてみると様々なことが分かるかもしれない。そして、このユニコーンの内、幾つが無事IPO(株式公開)に辿り着けるかというのはとても興味深い。

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